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最新!疲労・ストレス講座 2
第2話解説
第2話、いかがでしたでしょうか? 第2話では、日本や世界の疲労研究の状況や、慈恵医大が私立大学研究ブランディング事業で疲労研究を取り上げている理由を説明させて頂きました。
第1話の解説で、この「最新! 疲労・ストレス講座」では、疲労に関する正しい知識をお伝えすると書きました。しかし、疲労は医学の中でも非常に研究が遅れた分野で、数年前は、正しい疲労知識などというものは、どこにも存在しませんでした。日本では、1999年から国家プロジェクトとして疲労のメカニズムに関する研究が開始され、世界に先駆けた疲労研究が行われて来ました。現在、このプロジェクトは、一般社団法人・日本疲労学会に所属する多くの研究者に引き継がれ、様々な分野における疲労研究が続けられています。慈恵医大も、この様な疲労研究を継続している研究拠点の一つです。特に慈恵医大では、文部科学省の私立大学戦略的研究基盤形成支援事業や私立大学研究ブランディング事業において、疲労に対する全学的な取り組みを行っています。
この「最新! 疲労・ストレス講座」では、この様な研究において得られた疲労の知識を、マンガ形式でお届けします。疲労研究は、まだまだ開拓の途中ですので、紹介する知識には非常に新しい情報も含まれます。読者の皆さんには、誤った情報を提供することが無いように、お伝えする知識はできるだけ、日本疲労学会での議論を経たものにしたいと考えています。